ルガーノの「気」でリフレッシュ

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 先の日曜日、「週刊イタリア紀行」でボローニャを書きそびれた。出張帰りで疲れていたせいもあるが、90枚という、思いのほかおびただしい写真を前にしてなかなか選びきれなかった。しばし休憩とばかりに、一年ほど前に読んだ井上ひさしの『ボローニャ紀行』を再読しているうちに時間が過ぎてしまった。というわけで、先送り。

 今日は水曜日で、単独の休日。つまり、連休の一部の休日ではない(少なくともぼくにとっては)。昨日が仕事で明日も仕事である。しかし、今日が休日、それも土曜日や日曜日ではなく、水曜日。この週の半ばの平日の休みというのがいい。とても贅沢な気分になれる。朝からすがすがしく、5,6km散歩してほどよい日光を浴びた。咽喉とアタマに痛みがあって風邪の一歩手前だったが、何だかよくなった気がする。

 少し開けた窓から陽射しと微風が入ってくる。二年半前にパリ―ミラノ―ヴェネツィアに旅したときのガイドブックに目を通していた。600ページ近くあるガイドブックだ。ルガーノのページに付箋紙が貼ってある。ミラノから半日で行けるスイスの街ルガーノの紹介記事はわずか1ページしかない。ミラノからルガーノに出掛けたあの日も、今日のような爽やかな日だった。

☆ ☆ ☆

 ミラノから鉄道で北へ行くと観光と別荘地で有名なコモ湖がある。さらにほんの少し北へ進めばもうスイス国境を越える。ミラノからわずか1時間のところだ。そんな近くでも切符は自販機では買えず、"Internazionale"(国際線)の窓口へ行かなければならない。ずいぶん右往左往した記憶がある。国境を越えるから、警備隊の兵が列車に乗り込んできてパスポートと切符もチェックする。

 ルガーノ駅に着けば眼下にルガーノ湖が広がる。スイスといえども風情はイタリアの街だし、みんなイタリア語を話している。しかし、やっぱりスイスなのだから、スイスフランに両替しないといけない。ユーロでは有料トイレにも入れないし、バスにもケーブルカーにも乗れない。何はともあれ、バスに乗りケーブルカーに乗り継いで、モンテ・ブレの山頂を目指した。抜けるような晴天ではなかったものの、アタマも心も透き通るようにリセットできた。記憶をまさぐるだけでもいいリフレッシュができるものである。

02.jpg 03.jpg(左2点)小ぢんまりしたルガーノ駅舎と、スナック・喫茶の店、切符売場。

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(左2点)モンテ・ブレの山頂からはルガーノ湖と山間がパノラマで見張らせる。13a.jpg  21a.jpg

(左2点)ルガーノ名物ダックスフンド型観光ツアーバス。

23a.jpg 24a.jpg(左)湖畔の乗船場。(右)ルガーノ市街の中心。 20a.jpg 27a.jpg  

(左)街の広場で「路上チェス」に興じる市民。(右)名残りを惜しむ最後のショット。

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プロフィール

岡野勝志(おかのかつし)
1951年大阪生まれ

企画の総合シンクタンク「株式会社プロコンセプト研究所」所長
企画アイディエーター
岡野塾主宰

ヒューマンスキルをテーマにしたオリジナルの新講座を開発し、私塾・セミナー・ワークショップ・研修のレクチャラーをつとめる。
マーケティング、コミュニケーションにまつわる企業や人材の課題に対して、「即答即決アイディエーティング」をおこなっている。

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