6月4日(現地時間)の夕方からロサンゼルスの郊外に移動して親戚の家にお世話になっている。それでもまだサンフランシスコについて書いている。ひとまずサンフランシスコは今日で最終回。引き続きロサンゼルスと近郊について綴るつもりだが、滞在はあと二日半。帰国してからも書くことになりそう。「滞在記」の意味があまりない。
何から何まで写真に収めているわけではないが、ユニオン通りやサクラメント通りなどの代表的なストリートは歩いてみた。ゴールデンゲートブリッジの近くには行っていない。少し離れた所から撮影したが紹介できる出来ではない。サンフランシスコ近代美術館も近くまで行ったが、入館も外観見学もできなかった。
数ある名所の中から最後に選んだのがアラモ・スクエア(Alamo Square)。午後4時頃、まずノブヒルのホテル前のカリフォルニア通りからケーブルカーとバスを乗り継いでシビックセンター(Civic Center)へ。ここは市役所などの行政関連のビルが群を成す官公庁街。地図ではここから西側にアラモ・スクエアがあるが、バス乗り場が見つからない。だいたいの見当をつけて2キロメートルほど歩くことにした。途中のヘインズ通りがヨーロッパの街並みに似ている。イタリアンの店のお兄さんは「ボナセーラ(こんばんは)」と声を掛けてくる。
この道でいいのかと不安になりつつも、やっとスタイナー通りへ。ここがアラモ・スクエア。ここが名所になった理由の一つはビクトリア朝様式の家が建ち並ぶからだ。ただし様式であって、古い家々ではないし、これだけなら名所にはなりえない。これらの家々の背景に、まるで映画のセットのようにサンフランシスコの現代が控える構図がおもしろいのである。ガイドブックにはまるで「絵はがき」と書かれているが、まさにその通り。ぼくの写真もそうなっているだろうか。誰でもこの程度の写真は撮れるだろうが、午前や午後の早い時間は逆光になるためうまくいかない。晴天の夕方前がベスト。
出発の朝、せっかくなのでノブヒルの一番高い位置まで散歩した。坂のある風景を見晴らす絶好の締めくくりとなった。《サンフランシスコ完》
(左)市役所(City Hall)。(右)シビックセンター周辺は木も芝生も緑にあふれ、よく手入れされている。
(左)ヘインズ通りの家並み。住宅と坂の構図が絶妙。(右)アラモ・スクエア近くの交差点。
(左2点)住宅と高層ビルの対比。前景と後景を合成したように見える。
(左)最終日の朝。メジャーリーガー、レフティ・オドールゆかりのカフェ。ボリュームたっぷりの朝食メニュー。
(上)ダウンタウンの中心ユニオン・スクエア。南北戦争時の北軍(ユニオン)支持派の集会が開かれたことにちなむ。公園の地下を駐車場にしたのは、ユニオン・スクエアが世界初と言われている。
(左)サンフランシスコで一番高いノブヒルから臨む海岸。まるでジェットコースターのような趣である。




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