「2011年7月」アーカイブ

 

ロジカルマインド

 

ロジックは伝家の宝刀

 どんな場合でもロジックの刀を抜いてはいけません。安っぽい竹光みたいになってします。論理の使い手だと勝手に思い込んでしまう人がいますが、たちが悪く人を困らせます。気をつけましょう。論理には出番や適所というものがあるのです。

 原理原則を共有している組織・集団において、仕事やプロジェクトに論理を「標準語」として使うのは問題ありません。しかし、原理原則すら共有できていない二者間の交渉・折衝などでは、論理以外の力学が作用します。

Web講話

 

第2講 7月27日〔水曜日〕 13:30~18:30 (受付 13:00) 

テーマ: 《読解と説明》 ポイントを押える焦点力

会場: ホテル・ザ・ルーテル(電話 06-6942-2281)

    大阪市中央区谷町3-1-6 (地下鉄谷町線・中央線 谷町四丁目駅下車徒歩2分)

問い合わせ: 岡野塾事務局(株式会社プロコンセプト研究所内 06-6943-5644) 

         下記のフォームから問い合わせ・申し込みできます(第2講のみの単講受講可)

         http://www.proconcept.co.jp/okano-juku/contact/

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プロローグ

 

 ロジック(論理)についてぼくなりの見解を示すことはできますが、それが明快であり安定していると言える自信はありません。ずいぶん長く「論理的な話し方」だとか「論理的な文章」などの言い方を平気でしてきましたが、さらっと使っているわりには、意味がぼくの中に十分に浸透しているようには思えないのです。考察するたびに「論理とは何か」への答えが少しずつ変化します。

 ふつうに考えれば、思考に筋道をつけ、思考力を効果的にしてくれるものが論理なのでしょう。話すこと、書くことは間違いなく論理に関係があります。しかし、論理的(ロジカル)であることが理屈っぽいなどと受け取られることもよくあります。目的や状況次第では、たしかにロジカルであることが無意味であったり場違いであったり屁理屈になったりすることは否定できません。

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エッセイの基本(その3)

 

 『スピーチとエッセイの技法』もいよいよ今日が最後。言い残したことを振り返ってアトランダムに話すことにしましょう。

 

11 分解・分類

テーマ(主題)は小さければ小さいほど書きやすくなります。思い切って絞り込みましょう。どうしても大きいテーマを扱わねばならないときは、いくつかのキーワードに因数分解してみることです。総論、抽象概念、大言壮語は理解の敵です。一般的に部分は全体よりつねにわかりやすいのです。

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エッセイの基本(その2)

 

 エッセイストでもないのに書いてもしかたがないと思っている人がいます。文章を書くのは、必ずしも誰かに読んでもらうためや発表するためではありません。書くことは思考を明快にしてくれるのです。

 古代ギリシアでは文字にすることを蔑んで、語ることばを上位に置いた時代がありました。それでもなお、思考を形にするうえで書くことに依存したのです。では、前回の続き。エッセイのヒントをさらに6ヵ条。

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エッセイの基本(その1) 

 

 前回までスピーチの話をしてきました。今日からはエッセイです。スピーチのコツやヒントのほとんどは書くことにも当てはまります。但し、何について、誰に対して、どんなトーンで書くかという点に関して、エッセイのバリエーションはスピーチを凌ぐでしょう。書くことを負担に思う人も多いですが、臨機応変というスピーチならではの手かせ足かせを外せます。

 とらわれのないスタイルで思いや意見を述べたり読み手を楽しませたりなど、スピーチに比べれば自由奔放に振る舞うことができます。生放送のスピーチでは「かくあらねばならない」という意識が強くなりますが、エッセイではそのような強迫観念は無用です。しかし、メッセージをよく伝えるためにはエッセイ固有のコツと法則もあります。

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