Savilna会読会

“Savilna”は「錆びるな!」のもじり。本を読み書評にまとめて発表するメンバーズ会読会。ゲスト参加歓迎。書評を聞けば2時間で10冊読んだ気になれます。年6~8回開催。

 書評というのは奥深いものです。いや、単純なものです、と言ってもいいかもしれません。芸術評でもそうですが、評というのはパーソナルなものであっていい、と思います。書評に「しかるべき基準」があったら、感想も縛られることになる。これは読書の愉しみをほとんど奪うことにほかなりません。

 新刊書の書評と古い本の書評は違います。新刊書の場合は、一般の読者に先駆けて読み、それを要約するなり批評するなり、未来の読者のための何がしかの道標の役割を担います。ぼくたちが集まっている会読会でも新刊書が紹介されることはありますが、書評者は推薦しているわけではありません。「こんな本を読んでみました。こんな内容でした。こんなことを感じました。以上」です。刺激を受けて、同じ本を読むか、もう君の書評で十分と判断するかは、聞き手次第です。

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