『発想とコミュニケーションに悩む人たちへの処方箋』
まず「見たまま、感じたまま」をことばに変えてみましょう、ちょうど一枚の写真を見せながら説明するように・・・・・・。これ、コミュニケーションの達人になる第一歩なのです。
表現に困ったとき、ありきたりな形容詞に安易に頼らないで、じっと我慢して即物的なことばを使うように努めること。疲れますが、丹念にことばを選ぶ習慣をまずは身につけないと・・・・・・。
「沈黙は金」という教訓は、「口は禍のもとだぞ」と戒めなければならないほどことばに過剰依存する風土でこそ垂れるべきもの。こんなことを奨励していると、日本では誰も喋らなくなってしまいます。日本社会では、まだまだ「寡黙よりも多弁」を教訓にすべきだし、うんと議論しなければならないテーマが一杯あります。